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2010年4月

2010年4月25日 (日)

「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」の公表

2010年4月23日に金融庁から、「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」が公表されました。

http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20100423-2/01.pdf

IFRSに関する17個の疑問点と、それに対する考え方をまとめたものです。

個別的事項の6番に、
6.減価償却の償却方法は、定率法が全く使えなくなるのではないか
(誤解)IFRSになると、有形固定資産の償却方法は、定率法は全く使えなくなり、見直しが必要。

というものがあり、その回答(実際)は、

IFRSは、減価償却は資産の償却可能価額を耐用年数にわたって規則的に配分するものであり、償却方法は、将来的な資産の経済的便益の消費パターンを反映したものを採用しなければならないとされている。定率法と定額法との間に優劣はない。

となっています。定率法の是非を問うのではなく、我が国における税法基準に準じた減価償却計算の是非についての見解をいただければ、もっと実効性のあるものになったのではないでしょうか。

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2010年4月20日 (火)

日経ビジネススクール IFRSセミナーのご案内

2010年6月9日に日経ビジネススクール主催でIFRSセミナーを開催します。

「IFRS(国際財務報告基準)の理解、会計システムへの影響と対策 」
 ~IFRSの基本とITシステムへの影響~
2010年6月9日(水) 10時~17時(日経大手町セミナールーム)
  講師 公認会計士 岩谷誠治

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1006017.html

会計システムご業務プロセスの接点に注目しながら、IFRSを解説していきます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

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2010年4月19日 (月)

不動産関係のおすすめ書籍「不動産の評価・権利調整と税務」

本日4月19日の「金融日記:ファイナンスを勉強するためのいい本5冊」の1冊として、拙書「借金を返すと儲かるのか」を取り上げていただきました。毎度、毎度、ご紹介いただき、ありがとうございます。

また、本日のブログ中に「不動産の本で面白い本があったら教えてください」との記述がありましたので、甚だ有名な著作ですが、鵜野和夫氏の
不動産の評価 権利調整と税務
を挙げさせていただきます。

私が、ご紹介するまでもなく、不動産業界の方々にとってはバイブルであり、昭和53年の初版発売以降、現在まで毎年改訂版が刊行されている名著であります。

作者の鵜野氏が、あとがきに書かれているように「従来の解説書は、借地法の本なら法律のことしか書いていないし、鑑定評価の本なら評価のことだけというのが多い。税務に至っては、所得税、贈与税、法人税、固定資産税とさらにバラバラになっており」これらをまとめた本がないので「自分で書いた」という一冊です。

ブログ中で紹介されている「不動産投資の学校」も、入門書として大変よくまとまっていますが、実際に不動産を購入するとなると、相続税の問題も気になるところでしょう。
そこで、「不動産取引」に関連する法令をすべて網羅して解説する書籍としては、本書が白眉ではないでしょうか。

それ以上に、私が、本書を推すのは、本書の様々な箇所に含まれたウィットにあります。例えば、その存在価値が疑問視されている印紙税について「赤ん坊と役人は握ったものは放さない」などという記述は、なかなか書けない(勇気のある?)一文です。

本書は、私が実務書を著す際に常に目標としている書籍ですので、この機会にご紹介させていただきました。(実際、拙書「ビジネスプロセスと会計の接点」における、「システム開発」に関連する会計法令を網羅して解説するという手法は、本書のアプローチを参考にしたものです。)

ちなみに、究極の実務書として、私が、目標としている書籍が、もう一冊あり、それは
鈴木啓志監修の「U.S ブラック・ディスク・ガイド」であります。

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2010年4月15日 (木)

国際会計基準に基づく四半期連結財務諸表の開示例の公表について

2010年4月14日付けで、金融庁から、「国際会計基準に基づく四半期連結財務諸表の開示例」が公表されました。

http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20100414-2.html

2009年12月18日付けで公表された「国際会計基準に基づく連結財務諸表の開示例」と合わせてご利用ください。(IFRSを学ぶ際には、個別の書籍を読む前に、上記の開示例をご覧になってからの方が効率的に学習できると思います)

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2010年4月14日 (水)

日経新聞ベストセラーランキング第5位

本日、日経新聞夕刊のベストセラー第5位に拙書 「借金を返すと儲かるのか?」がランクインしました。
新作の「12歳でもわかる!決算書の読み方」ではなく、9か月前に発売した前作ですので春の珍事であります。(実際は、「金融日記」さんの影響大です)。

しかし、ランキングの上位を見てみれば、ドラッガーの『マネジメント』は、30年以上前の著作ですから、上には上があるものです。

201004145

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2010年4月11日 (日)

本当に12歳でもわかるのか? 【作者の言い訳】

金融日記」にて、拙書「12歳でもわかる!決算書の読み方」を紹介していただきました。先週の「借金を返せば儲かるのか? 」に引き続き、恐縮しております。

しかし、この題名をご覧になられた方々の中には、
「本当に12歳でもわかるの?」
と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そこで、本書では「似顔絵B/S」を使って、貸借貸対照表を読む方法を紹介しております。この方法でしたら、12歳でも理解できるはずです。
ただし、磯崎氏の書評にもあるように、「12歳でもわかる!決算書の読み方」は、決算書の読み方を解説したものなので、「借金を返すと儲かるのか?」の次に読んでいただくのが効果的でしょう。

したがいまして、本当に12歳の方が読まれることは、作者としてもお薦めしません。その代わりに、12歳からを対象にした書籍として、
国語 算数 理科 しごと」がございます。
(内容については、小飼弾氏の書評をご参照ください。)

この本は、子供向けの体裁をとっていますが、実際は、新入社員の方にこそ、読んでいただきたいものです。小飼氏も同様のお考えのようで、一昨年、「2008年度の新社会人が読んでおくべき本」の1冊にも選んでいただきました。、

正直、申しまして、会社で仕事をするのに「会計」は必須の知識ではありません(私自身も、会社に勤めた当初は会計の知識などまったくないままSEをしていましたので、経験からもそれは確かでしょう)。

仕事を行うのに必要なのは知識よりも「やる気」です。会社で働いていると、知識を身につける以上に、この「やる気」を維持することの方が困難ですし、これを持続できなければ知識も身に付きません。

初めて社会に出た新入社員の方々は、丁度、この時期、理想と現実の狭間に困惑し始めているのではないでしょうか。

様々な決断をされる前に、本書をご一読(図書館ででも結構ですから)いただければ幸いです。

パラドックスのような話ですが、私自身が、もし20年前に、この本を読んでいたら、転職して会計士になっていなかったと思います(わかりづらい例えでスミマセン)。

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2010年4月 7日 (水)

「借金を返せば儲かるのか?」再度の増刷決定。

おかげ様で、拙書「借金を返せば儲かるのか?」の売れ行きが好調で、本日、再度の増刷が決定しました。
先々週、増刷したばかりなので、在庫は余裕と思っていたのですが、想像以上の動きのようです。
在庫切れでご迷惑をおかけしますが、しばし、お待ちください。

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2010年4月 3日 (土)

「借金を返せば儲かるのか?」金融日記にて書評掲載

藤沢数希氏の「金融日記」にて、拙書「借金を返せば儲かるのか?」の書評が掲載されました。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51676654.html

何分、辛口で有名な「金融日記」ですので、私の著作もバッサリ斬られているのかと思えば、さにあらず。好意的な書評をいただき恐縮至極。どうもありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
Amazonランキングも一気に14位に急上昇しており(!)、影響力の大きさを実感しております。

幸い「借金を返せば儲かるのか?」は、先週、増刷したばかりですので、今回は、在庫不足でご迷惑をおかけすることはないと思います。安心して(?)ご購入ください。

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2010年4月 1日 (木)

「企業内容等の開示に関する内閣府令」の改正

2010年3月31日付で「企業内容等の開示に関する内閣府令」が改正・施行されました。

http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20100331-8.html

今回の改正で話題になっていた、1億円以上の役員報酬の個別開示は、当初案どおりで、報酬総額1億円以上の役員については個別開示が必要になります(適用開始は平成22年3月期有価証券報告書より)。
今回の改正案へは、117団体・個人から約520件のパブリック・コメントがよせられ、通常の改正案へのコメント数とは1ケタ違いますが、結果は当初案通りとなりました。

かつて、高額所得者の開示(いわゆる長者番付)が、当初の目的とは、まったく違うかたちで利用され、多くのトラブルを生んでいた現実を考えると、今回の個人別報酬開示は、もっと慎重な議論が必要だったと思います。

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