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2012年10月

2012年10月26日 (金)

書評 『IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ』

本日の日経新聞朝刊に拙書『会計の基本』の広告が掲載されました。
今回、お陰様で6刷となり、ご愛読いただいた読者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

本書は、会計の実務書という位置づけから、増刷のたびに最新基準に合わせて本文を改訂してきました。一方、各章末のブックガイドについては、これまで改訂を行っていませんでした。

初版発売から2年を経て、今回の増刷の機会にあらためて見直してみますと、購入が困難になっているものや出版元が変わっている書籍が増えてきましたので、今回の6刷版では、ブックガイドについても大幅な見直しを行っています。

また、『財務分析』の章で、新たに、この本を紹介したかったのも、ブックガイド見直しのきっかけになっています。

『IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ』 
著者:冨山和彦 経営共創基盤  発行:PHPビジネス新書 

産業再生機構のCOOを務めた冨山和彦氏の知識と経験が凝縮した一冊です。
実際の経営分析において、財務指標の意味は前提知識にしか過ぎず、個々のビジネスモデルの理解が判断のベースになります。
本書では、具体的な事例をもとに、『リアル』な経営分析を追体験できます。

通常の入門書とは異なり、財務諸表と財務指標について基本的な知識を必要としますが、従来の財務分析の書籍に食傷気味の方には、最適な一冊です。
一方、会計にお詳しい方の中には、事例の結論に異議がある方もいらっしゃると思いますが、財務諸表をもとに、そのような仮説・検証を繰り返すことこそ、作者執筆の意図でありましょう。

(しかし、自社で手がけた事例を実名で書けるのは、産業再生機構ならではの特権であり、うらやましい限りです。)

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2012年10月17日 (水)

本日のセミナー受講者の皆様へ JALのB/Sについて

本日、開催された日本経営合理化協会主催の決算書セミナー受講者の皆さま、ご多忙のところ御参加いただきありがとうございます。

20121017_2今回は、目黒雅叙園という当方にとって完全アウェー(?)の開催場所でしたが、前回に引き続き100名近く集まられた社長さんの熱気に押されつつ無事にセミナーを終了できました。

申し訳ありませんが、講義中の説明で、一点、訂正事項がございます。

日本航空の平成24年3月期の貸借対照表を利用した際に「有価証券報告書」に含まれていると説明してしまいました。
今回のJALの決算書は、通常の上場会社が提出する「有価証券報告書」ではなく、再上場時に提出された「有価証券届出書」 (平成24年8月3日提出分)の中に含まれていますので、この場をお借りして訂正させていただきます

(該当する有価証券届出書は下記のJALのHPから入手可能です)

http://www.jal.com/ja/investor/library/annual/group.html

特に、EDINETを利用される場合には、「書類種別」を「有価証券届出書」で検索しないとヒットしませんので、ご注意ください。

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2012年10月 5日 (金)

『おおかみこどもの雨と雪』とCurtis Mayfield

誠に(誠に)遅まきながら、先日、細田守監督の映画『おおかみこどもの雨と雪』を観賞してきました。

201210052_2

すでに興業収益が40億円を超える大ヒット作であり、ご覧になられた方も多いと思います。

ネタバレになりますので、ストーリーの詳細には触れませんが、狼男の子供をみごもった母親と、二人の子供の成長を描いた作品です。

二人の子供(雨と雪)は、成長の過程で人間になるか狼になるかを選択するのですが、私は、この映画を見ながらずっと、Curtis Mayfieldの名曲”Choice of Colors”を思い出しておりました。Curtisがthe Impressionsに在籍していた1969年にシングルカットされ、R&Bチャートの1位を獲得した名曲です。

この曲は、

”If you had a choice of colors
which one would you choose, my brother”

というセンセーショナルな歌詞で始まるのですが、映画が進行するにしたがって、当方の思い込みは頂点に達し、細田監督は絶対にこの曲にインスパイアされて、この脚本を書いたはずで、「タイトルエンドには、必ずこの曲が使われるはずだ!」と興奮していたのですが、そんなわけもなくエンディングテーマは細田監督が作詞したオリジナル曲でありました。

なお、この曲の最後は

“People must prove to the people
a better day is coming for you and for me”


という歌詞で終るのですが、細田守監督は、現代において、この歌詞を実践し続けている希有な才能と強く確信した次第です。

上映も最終期に入ってきましたが、まだ、ご覧になられていない方は、是非、劇場でご覧になられることをお勧めいたします。

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