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2012年2月

2012年2月27日 (月)

Business Law Journalで紹介されました

先日、クライアントの法務部の方に、
「先生の本、”Business Law Journal”で紹介されてましたね」
と教えられ、あわててバックナンバーを購入してきました。

Businesslaw201102

掲載されていたのは、既に1年前(!)の2011年2月号

特集は『法務のためのブックガイド2011』となっています。
「法務には関係ないだろう?」と思いつつ本文を読んでいきますと、拙書『会計の基本』は、巻末の書評で紹介されておりました。

「断片的な知識を自分の中でしっかりと統合させるのにお薦めなのが本書」
「知っておくべきことを図を交えつつ、分かりやすく説明している」


と好意的な評をいただき、評者の方には、この場をお借りしてお礼申し上げます(一年遅れですが)。

また、特集の『法務のためのブックガイド2011』は、実務家の意見をもとにしているため、大変、参考になりました。

江頭憲治郎先生の「株式会社法」や神田秀樹先生の「会社法」など、いわゆる「定本」に対する読者の方々の信頼の評を目にし、あらためて、畏敬の念を抱いた次第です(自分も精進せねば)。

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2012年2月22日 (水)

これからの消費税改正のゆくえ 「社会保障・税一体改革大綱」

2月17日に、「社会保障・税一体改革大綱」が閣議決定されました。

http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2012/240217kettei.pdf

今後の消費税改正のゆくえについて、会計システムへの影響という視点から気になる点をピックアップしておきます(強調部分は、筆者追記)。

40ページ
消費税

(2)税率の引上げ
消費税の税率を次のとおり引き上げる。
平成 26 年4月1日 6.3%(地方消費税と合せて8%
平成 27 年 10 月1日 7.8%(地方消費税と合せて 10%
(注1)上記の改正は、平成 26 年4月1日(ロについては平成 27 年 10 月1日)以後に行われる資産の譲渡等及び保税地域から引き取られる外国貨物について適用する。なお、工事の請負等について所要の経過措置を設ける。


32ページ
今回の改革においては単一税率を維持することとする

事業者免税点制度及び簡易課税制度については、中小事業者の事務負担への配慮というこれらの制度の趣旨に配意し、制度を維持する。

今回の改革においては、単一税率を維持することや、中小事業者の事務負担等を踏まえ、いわゆるインボイス制度の導入は行わない

33ページ
「総額表示」の義務付けについては、消費者の利便性の観点や、価格表示方式の切替えに伴う事業者のコスト等を考慮し、これを維持することを基本とする。

システム的に影響が大きい複数税率とインボイス方式を導入しないことについては、明確に言及していますので、一安心というところでしょうか。
しかし、過去の消費税改正のように、法案審議の過程で、非課税対象取引の追加などが予想されますので油断はできません。

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2012年2月17日 (金)

平成23年度税制改正による減価償却の監査上の取扱い

昨日(16日)、日本公認会計士協会より、監査・保証実務委員会報告第81号「減価償却に関する当面の監査上の取扱い」の改正が公表されました。

http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/81_3.html

この改正は、平成23年度税制改正による減価償却制度の変更に対応するものです。

各社の減価償却方法は、平成19年度改正の200%定率法導入との関連から、以下の図のように様々な組み合わせが存在します。

20110225syoukyaku

(出典:日本公認会計士協会「減価償却に関する当面の監査上の取扱い」 )

新規取得資産と既存資産ごとに話をまとめると、このようになります。

■新規取得資産(平成24年4月1日以後取得分)の取扱い
●従来から一貫して法人税法による普通償却限度額を正規の減価償却費とする場合
(平成19年3月31日以前分は旧定率、平成19年4月1日以後分は定率法(250%定率法)平成24年4月1日以後取得分には新しい定率法(200%定率法)を採用する場合)
⇒法令等の改正に伴う変更に準じた正当な理由による会計方針の変更
 (つまり、会社個別の「正当な理由」は必要ありません)

●従来からの減価償却方法を継続して適用する場合
⇒(そもそも)会計方針の変更にあたらない。

●上記以外の減価償却方法の採用
⇒自発的な会計処理の変更(したがって、変更について正当な理由が必要になります)。

■既存資産の取扱い
⇒既存資産の減価償却方法の変更は、すべて自発的な会計処理の変更(したがって、変更について正当な理由が必要)
平成23年度税制改正には、既存資産について200%定率法を採用できる特例措置が設けられていますが、この特例措置の適用についても、上記自発的な会計処理の変更に該当する点に注意してください。

この委員会報告を理解するためには、監査・保証実務委員会実務指針第78号「正当な理由による会計方針の変更等に関する監査上の取扱い」の知識が前提になりますので、再度、ご確認をお願いいたします。

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2012年2月 5日 (日)

追悼 David Peaston と1989年の日経平均の記憶

先週の2月1日、テレビ番組『SOULTRAIN』の名物司会者、ドン・コーネリアスが自らの命を絶ちました。
今日のラジオ番組でドンの追悼特集をやっており、それを聴いていたら、このエントリーを書きたくなったのですが、テーマはドンではなく、同じ2月1日に亡くなったDavid Peastonというソウル・シンガーです。

デヴィット・ピーストンは、ドン・コーネリアスと同日、54歳という若さで亡くなられました。以前から患っていた糖尿病が原因のようです。
テレビ番組の”Showtime At The Apollo”で評判になり、デビュー曲 “Two Wrong”はR&Bチャートで第3位、続く”Can I“も14位とヒットを飛ばしました。

http://www.youtube.com/watch?v=OF0WBfiwm4w

(詳細については、彼のデビューアルバムのライナーを執筆した、評論家の吉岡正晴氏のブログをご参照ください。)

私自身、ピーストンの熱狂的なファンというわけではないのですが、彼のことをよく記憶してるのは、彼のデビューが1989年、つまり平成元年だったからです。
残念ながら、ピーストンは、デビュー以降、目立った活躍がなかったため、私の中のピーストンの記憶は89年のまま止まっています。

以前、当ブログで紹介した、YYというソウル・バーの1989年のランキングで、20位に入っているのが、このピーストンです。
このランキングはマスターの好みだけで選んだものですから、ヒットの程度などは、まったく考慮されていませんが、今、見直してみると当時の雰囲気をよく表しています。

これ以降は、NJSとグループ物が中心となるため、いわゆる「歌えるソロ・シンガー」がメジャーデビューできる最後の時代でした。
その後、歌を売りにする“SOUL”シンガーというカテゴリーは絶滅の危機を迎え、SOULはR&Bと呼び直され、BlackMusicの中心はHIPHOPへと変化していきます。

時を同じくして、89年の12月29日に日経平均株価は過去最高値の38,915円を記録しましたが、それからの24年間、その記録は更新されることなく、現在、その値は1/4以下にまで下がっています。

これでは、昔はよかったというオヤジの思い出話で終わってしまうので、明るいネタをもうひとつ。
David Peastonと同じ年にメジャーデビューしたWillie Crayton、(先ほどの1989年のランキングの第1位の人です)は、今も現役です。
(Willie Craytonの詳細についてはSugar Pie Guy氏のブログの2010年1月分
http://soulful.cocolog-nifty.com/soulog/2010/01/index.html
をご参照ください。恐らく世界唯一のCraytonの完全記録でしょう)

メジャーデビュー作は、さほどヒットせず、最大ヒットシングルの”Never Too Late”もR&B 52位止まりでした。
その後、インディーに移り、地道に活動していたのですが、20年後(!)の2009年に "Love, Romance & Respect"という傑作アルバムを世に出し、その実力の程を見せつけました。

という訳で、日経平均の方も、いつかその実力を発揮する日がくるものと信じております。

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