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2010年10月20日 (水)

将来キャッシュフローの総和の算出方法について

先日、日経ビジネススクールで開催した「ビジネスパーソン会計力習得セミナー」受講者の皆様、業務後の夜間講座にも関わらず、ご参加いただきありがとうございました。

先日の講義内容について質問をいただきましたので、この場をお借りして補足しておきます。質問の内容は、
「企業価値が将来キャッシュフローの現在価値の総和ならば、どの会社も同じような値(無限大に近い値)になってしまうのではないか」というものです。

講義では、数式を使いたくなかったため、簡単な説明しかしませんでしたが、これを正確にお伝えするためには、高校数学で学ぶ数列の和と極限という知識が必要になります。

一定の金額Aが割引率rのもとで、永久に続くと仮定した場合、この現在価値の総和Sは、初項がA1=A、公比R=1/(1+r)の等比数列の和になります。割引率rは0以上の数値のため、公比Rは必ず1以下となり、無限等比数列の和は一定数、A1/(1-R)に収束します。

もう少し、簡単に説明すると、現在価値の総和Sは、

S=A1+A2+A3+A4+A5+A6・・・・・・・・・+An

で表されますが、この総和Sはいたずらに大きな数ではなく、初項A1が段階的に小さくなっていったものの合計ですので、初項A1と因果関係のある数値になるということです。
(混乱された方は、高校の数学で証明できることだけ、覚えておいてください)。

また、今回の講義で会計に興味を持たれた方々向けに、初中級編をご用意しております。

「現場で使える、実践的な経営分析 【基礎編】」
~他社を評価する経営分析から、自社を改善する経営分析へ~

2010年11月16日(火) 13:00時~17:00時(日経・大手町セミナールーム)
  講師 公認会計士 岩谷誠治
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1011027.html

また、IFRSにご興味をお持ちの方々には、

「IFRS(国際財務報告基準)の理解、会計システムへの影響と対策 」
~IFRSの基本とITシステムへの影響~

2010年11月12日(金) 10:00時~17:00時(日経・大手町セミナールーム)
  講師 公認会計士 岩谷誠治
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1011036.html

両講座とも、日経ビジネススクール主催です。多くの方々のご参加をお待ちしております。

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