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2007年5月

2007年5月31日 (木)

税制改正でお悩みの方々に

平成19年度の税制改正は、減価償却制度の抜本改訂を含む大規模なものになりました。また、来年度からは金融商品取引法による内部統制規制も導入されます。
何をどうすればよいのか、お悩みのIT部門の方々へ下記のセミナーをお勧めします。

「SE/IT部門のための 会計制度の理解と制度改正への対応」
主催 日経ビジネススクール 
日時 2007年6月12日 10:00~17:00
場所 日本経済新聞社 第2別館 7階 

会社を取り巻く会計の構造と、ITシステムの関係を解説するとともに、喫緊の課題である平成19年度税制改正、内部統制法制への対応ポイントを解説していきます。
皆様のご参加をお待ちしております。

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2007年5月30日 (水)

残存簿価償却時の端数処理

本年度の税制改正により、平成19年3月31日以前に取得した資産の残存簿価分(取得価額の5%)は、翌事業年度以降5年間で、備忘価額1円を残して均等償却できることになりました。
具体的には、法人税法施行令 第61条第2項において、以下のように定義されています。

「(略) 当該資産の取得価額から同号イ又はハに定める金額(筆者注 取得価額の95%分)及び1円を控除した金額を60で除し (以降略)」

月刊「税理」最新号(2007年6月号)の解説記事の中で、小林克巳先生が指摘されているのですが、取得価額100万円の場合で考えると、
((1,000,000円-950,000円)-1 )÷60=9,999.8 円
となり、円未満を切り捨て処理すると1年間の償却費9,999円になるため、結果として5年後には5円が残り、備忘価額の1円に達するには6年目にも償却する必要がでてきます。

残存簿価分から、1円を控除してから60で除すために、このような結果になるわけです。

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2007年5月28日 (月)

減価償却制度変更の監査上の扱い

平成19年度の税制改正による減価償却制度変更の監査上の扱いについて、平成19年4月25日付けで、日本公認会計士協会 監査・保証実務委員会報告第81号「減価償却に関する当面の監査上の取扱い」が公表されています。
(3月14日のブログで、公開草案を解説しておきながら、1ヶ月もフォローが遅れて申し訳ありません。)

http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/pdf/2-8-0-2-20070425.pdf

基本的に、公開草案と同様で、従来の償却方法(定率法や定額法)を継続して適用する限り、税法上の償却計算で、企業会計上も問題ありません。
むしろ、既存資産の残存価額の取り扱いについての、以下の記述に留意すべきでしょう。

4(3)2 既存資産の残存価額について

一方、平成19年度税制改正を機に、本報告適用初年度に残存簿価を一括損失処理することは、減損会計基準の適用による減損損失が認められる等、合理的理由がある場合にのみ容認されるものであることに留意する必要がある。

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2007年5月22日 (火)

SOX法対策の参考資料リンク集

先日、日経ビジネススクールで開催したSOX法セミナーを受講者いただいた皆さん、ご多忙のところご参加いただき、ありがとうございました。

セミナー内でご紹介したSOX法参考資料の入手につきましては、下記のリンクをご利用ください。
http://iwatani-c.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/sox_369a.html
http://iwatani-c.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/sox_2beb.html

(継続してお読みいただいている方々には、毎度毎度の掲載になりますが、ご了承ください。)

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2007年5月17日 (木)

内部統制システムはシステムにあらず

先日のブログで、日本監査役協会の「内部統制システムに係る監査の実施基準」をご紹介しましたが、突然「内部統制システム」という単語を用いたのは不親切でした。

ここで用いられている「内部統制システム」の定義は、同協会が公表している「監査役監査基準」第21条に記載されています。

第21条
1. 監査役は、会社の取締役会決議に基づいて整備される次の体制(以下「内部統制システム」という)に関して、当該取締役会決議の内容並びに取締役が行う内部統制システムの整備状況を監視し検証しなければならない。
一 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
二 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
三 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
四 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
五 会社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
六 第14条第2項に定める監査役監査の実効性を確保するための体制

したがって、会社法の求める内部統制制度とほぼ同意でありまして、いわゆる「IT」や「情報システム」に係わるIT統制を意味するものではありません。
混乱された方々、申し訳ありませんでした。

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2007年5月16日 (水)

内部統制システムに係る監査の実施基準

先月4月5日に、社団法人日本監査役協会から、「内部統制システムに係る監査の実施基準」が公表されました。
これは、同協会が制定した監査役監査基準を補足するもので、法的な強制力を持つものではありませんが、実務の参考になります。
この中で、IT部門に関連するものとして、以下のような記述があります。

(情報保存管理体制に関する監査)
第10条
1 (略)
2 監査役は、情報保存管理体制が前項に定めるリスクに対応しているか否かについて、以下の事項を含む重要な統制上の要点を特定のうえ、判断する。
一  (略)
四  保存・管理すべき文書及び情報の重要性の区分に応じて、適切なアクセス権限・保存期間の設定、
セキュリティ・ポリシー、バック・アップなどの管理体制が整備されているか。 (以降略)

監査役の方々も、セキュリティ・ポリシーの整備状況には、関心が高いようですので、対応されていない会社は、整備を進められるのがよろしいかと。

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2007年5月15日 (火)

次回SOX法セミナーのご案内

先日のSOX法セミナー受講者の方々から、「次回セミナーは、いつ開催するのか」との、お問い合わせをいただいております。
先日開催した、みずほ総合研究所主催セミナーの次回開催予定は9月になります。詳細については、近日中にご案内できると思います。

代わりと言っては何ですが、日経ビジネススクール主催の同種セミナーを来週、5月21日(月)に予定しておりますので、こちらもご利用いただければ幸いです。
http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/070521-070308001.html

また、SOX法セミナーにつきましては、今回開催した1日コースのさらに上級コースの開催について、多くの方々のご希望をいただいておりますが、これ以上、踏み込んだ内容をオープンセミナーの形で開催するのは困難と考えておりますので、その旨、ご了承ください。

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2007年5月10日 (木)

SOX法対策の参考資料リンク集

本日、開催したSOX法セミナーの受講者の皆さん、ご多忙のところご参加いただき、ありがとうございました。

セミナー内でご紹介したSOX法参考資料の入手につきましては、下記のリンクをご利用ください。
http://iwatani-c.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/sox_369a.html
http://iwatani-c.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/sox_2beb.html

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2007年5月 8日 (火)

SOX法対策にお悩みのシステム部門の方々へ

来る、5月10日に、みずほ総合研究所主催のセミナー
「日本版SOX法とIT・情報システム部門の対応」
を新橋 航空会館で開催します。
http://www.mizuhosemi.com/html/shousai/19-1091.html

当講座は、システム・ITに携わる方々を対象に、具体的な対応策について解説するものですが、おかげ様でご好評いただき、追加開催を重ねております。

SOX法対策にお悩みのシステム部門の方々のご参加をお待ちしております。

P.S 今回の会場は、みずほ総合研究所のセミナールームではなく、その裏手の航空会館で行いますので、ご注意ください。

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2007年5月 7日 (月)

減価償却の端数処理 

連休前にノートPCのHDDが壊れてしまい、さんざんなGWになってしまいました。
データのバックアップは確保しているので、後継機に移行するだけなのですが、気楽にVista機を購入したのが運の尽き。現在もXPに戻すか思案中であります。

気を取り直して、本題に入ります。新しい減価償却制度で、最初の月次決算を迎えている会社も多いと思いますので、引き続き減価償却制度についてお話していきましょう。

今回は、基本的ですが、システム開発にあたっては、大変重要な端数処理についてです。

減価償却計算の端数の扱いについては、法人税法上は特段の規定はありません。
ただし、法人税法における規定は、会社が行うべき減価償却費について定めているのではなく、その年に損金に算入することができる「償却限度額」を定めたものです(参照 法人税法第31条他)。
したがって、限度額を超えないように、会社の行う減価償却費の計算では、端数を切り捨て計算するのが一般的です。

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